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Sill Optics GmbH & Co. KG (Germany):シルオプティクス社 (ドイツ):光学機器メーカー
詳細は輸入代理店の太平貿易へお問い合わせください。

固定/ズームビームエキスパンダ Sill Optics

ビームエキスパンダは、レーザビームの直径を拡大または縮小させるための光学システムです。ビームエキスパンダは、入力ビームを光学倍率Mだけ拡大できますが、逆向きで使用した場合のビーム光路では1/Mだけ縮小することもできます。


ケプラー方式 VS ガリレオ方式

ビームエキスパンダは、ケプラー方式とガリレオ方式の2種類があります。 
ケプラー方式は、第1レンズ郡でビームを集束させます。第2レンズ群は焦点の後方に配置し、発散光を再度コリメートします。
ガリレオ方式は、正の焦点距離と負の焦点距離のレンズレンズ群から構成されます。第1レンズ郡ではビームを発散させ、第2レンズ郡でビームをコリメートします。入力ビームと出力ビームの両方が光軸に平行になります。ガリレオ方式はケプラー方式に比べ、全長を短くすることができます。また、ケプラー方式とは対照的に内部焦点がないため、短パルスレーザに適しています。以上の理由により、Sill Optics社でもガリレオ方式を採用しています。

発散角調整機構

Sill Optics社製のすべてのビームエキスパンダには、機械的または電気的に発散角を調整可能な機能があります。この機能により、レーザー固有の発散などを補正してコリメート光を出射することが可能になります。さらに、ビームをデフォーカスすることもできます。第1レンズ群と第2レンズ群との間の距離が短くなると、出力ビームはより発散します。一方、距離が大きくなると、ビームはより収束します。
Sill Optics社製ビームエキスパンダの発散角調整の目盛はレンズの距離の変化(mm)を表し、±3mmの領域で変更することができます。

ズームビームエキスパンダ

ズームビームエキスパンダの利点は倍率を可変調整できることです。手動またはモータ式の可変調整は、1~3倍または1~8倍の倍率可変を可能にします。
欠点は、固定倍率のタイプに比べてビーム品質が落ちることです。さらに、ほとんどのズームビームエキスパンダでは内部ビームで縮小するため、レンズ要素に高密度またはエネルギー密度が生じる可能性があります。そのため、可能であれば、固定倍率のビームエキスパンダを使用することを推奨いたします。
Sill Optics社のズームビームエキスパンダには発散角調整機能が付いてます。ご希望に応じて、リモート制御による発散または倍率を電動モータで調整するタイプもご用意しております。データシート、マニュアルなどが必要な際はお問合せください。

製品一覧 固定/ズームビームエキスパンダ Sill Optics

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